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お庭への埋葬について

ご葬儀を行っていると、火葬後のお骨をご自宅に持ち帰り、
庭に埋めるという方がたまにいます。

お庭への埋葬を希望される理由として・・・

・ペットが家族の近くで眠ることができる
・同じところに住んでいるからその方がペットも寂しくない
・毎日手を合わせてペットを供養できる

等が多く挙げられます。

これは一見、ペットのためにも良い方法だなと思われがちです。
しかし、実際のところ、霊園スタッフはお庭への埋葬をお勧めしていません。

では、何故お勧めできないのか?

これから解りやすく解説していきます。

お庭への埋葬をお勧めしない理由

何故、お庭への埋葬がお勧めできないのか?

それは、埋葬した場所にこれからもずっと住み続け、
これから先も供養ができるという保証がないからです。

このことは、土葬の定義の中の一つに、
「埋めた場所が墓として、永代(300年)存続できる安住の地である事」
として決められています。

どういうことかというと・・・

例えば、飼い主様の子供が大人になり子供が出来た時、
またその孫が大人になり子供が出来たとき、
果たして家族全員がその場所に住んでいるでしょうか?

埋葬して飼い主様も住んでいる今は良いかもしれませんが、
この先も先祖代々に渡って同じ場所に住み続けることができるのか。

可能性としては、とても低いものになってしまうと思います。

そうなった時、誰も供養してくれる人がいなくなったペットは、
人間で言うところの無縁仏になってしまうのです。

ですから、お庭など身近な場所に埋葬する際は、ペットのために
今こうしてあげたいということだけでなく、飼い主様自身が
いなくなったときのことも考えて選択するということが大切になります。

安心できる供養方法

正直、上記のことを踏まえるとお庭への埋葬は、
中々難しいことだとは思います。

もし可能だとしてもそれは、代々同じ場所に住み続けている
家柄だったりと、かなり限られたご家族の中のみでの話に
なってしまいます。

やはり1番安心なのは、ペット霊園への納骨だと思います。

「ペット霊園だって300年なんて保証はないだろ」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、墓地埋葬等に関する法律により、
墓地の存在が危うくなることはないようになっています。

また、近年では、家のお墓に人間と一緒にペットも入ることのできる
お墓もあるようです。

ペットとずっと一緒にいられる、そんな素敵なお墓も
良いのかもしれませんね。

最後に、お庭への埋葬を考えている方というのは、ペットちゃんに
いつまでも傍にいてほしい、ずっと離れたくない、
そんな愛情の深い方たちなのだと思います。

ですが、近くにいるということだけが愛情ではありません。

長い目で見ていつまでも安心できる、大切なペットのため、
そしてご家族様のためにもどういう供養方法が良いのか、
もう一度考えていただけたらと思います。

 

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